走ることについて語るとき僕が語ること

を読むと,己の軟弱さと正座して向かい合わずにはいられない.なんならお茶菓子でも出しましょかと,その場から一時退避することも許されない. 勤勉でないことが軟弱なのではなくて,己が一度決めたことを,何やかんや言い訳をして,実行しない軟弱さのこと…

熱いよ

「黒田清 記者魂は死なず」を読んだ。大阪読売社会部で、黒田軍団として全国に名を馳せ、読売退社後も、読者を大事にしたジャーナリズム活動を死ぬまで貫徹した新聞記者の伝記。久しぶりに面白くて一気に読み終わった本だった。黒田清の新聞記者のスタイルは…

反貧困

という本を読んだ。「派遣切り」や「雇い止め」という言葉が横行する中で、漠然と貧富の格差や非正規労働者の大量失業が重大な社会問題になりつつあることはわかるのだが、実際どれぐらいの人が生活に困窮し、食うに食われぬ生活を送っているのか、しっかり…

空には月が

仮に命が永遠だとしたら何をするか? とりあえずいつでも行ける大学には行かなくなるだろう。 バイトして、金をためて、世界を見尽くすか。 アトムのようなロボット開発に没入し続けるのか。 世界文学全集を読破するか。 それとも、なにもかもに飽きてしまう…

すばる

先日、機械工学専攻学生と企業との技術交流会なるものに強制的に参加させたれた。要は、就活イベントのようなもの。メーカーに研究者として就職するのか、また、文章を書く仕事に就くのか決めかねている自分にとっては、あまり気乗りしないイベントだった。…

農耕民族

人間には、2種類のタイプがいると思っている。農耕民族と狩猟民族。前者は、安定を求めて堅実に生活を送るタイプ。例えば一流大学に進学し、受験戦争から解放された反動から、アルバイトと遊びに傾倒し、4年間を送る。就職活動は、学歴というお墨付きをも…

あまりにもさんざんな

あまりにもさんざんな毎日を送ってきた。大学院進学に向けての勉強、体調の悪化、精神の崩壊・・・。腐ったバナナみたいに本当に救いようのない状態が数ヶ月続いた。まだまだ万全ではないが、体調のことは棚上げして、とにかく精神的には文章を書ける状態ま…