面接の達人

毎日日記を更新しようと思っているので、実は今日は29日なのだけれども、書けていなかった27日の分の日記も書こうと思う。


今日と言っても、29日なのだけれども、ものすごく不愉快になった。それは、就職活動をしている学生にとって、バイブル本と言われている面接の達人という本をパラパラ見ていたら、非常に不遜な記述がままあったからだ。


本書は、面接でよく聞かれる質問に対して、どのように答えたらよいかを。著者が学生の回答例に赤を入れて解説しているのであるが、その赤の入れ方が鼻に掛かるのである。


例えば、「地球温暖化に対してどのような取り組みをしていますか?」という質問に「レジ袋を携帯しています」と答えた回答に対し、「ありがち。もっと意外性のあることを答えましょう」と書いているのである。


何故、レジ袋を携帯して、個人的に地球温暖化に対して向き合っていることに対して、ありがちというその一言で非難されなければならないのだろうか。個人的な取り組みをしていること自体が素晴らしいではないか。


その他にも、「自己PRしてください」と言われ「自転車で日本一周しました」と答えた回答例に対して、これまた「自転車はありがち」と一蹴するのである。


これは理解できない。じゃあ何か。世の大学生は、輝かしきその青春時代を、飽くなき意外性の追求に捧げなければいけないのか。夏休みは、逆立ちで日本一周して、アルバイトは、麻薬のブローカーで、恋人は芸能人で、温暖化対策のため、自家製もやしを栽培しなければいけないのか。それでは、いくらあっても身が持たない。大事なのは、入社することではなく、入社してからどんなことをしたいのか、そのためにどんな取り組みをしてきたのかをしっかり語れることであると思う。そして、どんな行動にも、自分なりの哲学があればそれでいいと思う。考え方に一貫性なり、深みがあれば、例え、平穏な大学生活を送っていても、人間性は十分に伝わると思う。だから、僕は自分なりの哲学をこれから真剣に磨いていきたいと思う。そして、自分の正しいと思う方法で、必ずや希望の会社に就職して、本書を嘲笑してやるのである。うくく。