エントリー完了

怒涛の新聞社エントリーラッシュが一段落した。もう2社出さないといけないが、まあ3社書いたので、おぼろげながら志望動機や自己PRの輪郭はできてきた。


ここ4日間は、新聞を読む暇が無いほど、思案、推敲した。正直疲れた。


自己防衛のために、今日大阪中央郵便局の帰りに面白い遊びを見出した。少し良いこと、良い人を見つけること。


例えば、リクルートスーツを着ながらも、いかついヘッドホンをしている青年。29歳ぐらいの女性トラック運転手。デジカメ片手に古書店を回る外国人観光客。ゆずを熱唱するギャル男2人組み。


何か型にはまっていないところがいい。そういう人達を見ると少し気分が晴れる。


そのまま、ロフトに立ち寄って、ビレッジバンガードの本コーナーを徘徊した。町田康中島らも村上春樹サリンジャー、J・ケルアック、三島由紀夫原田宗典松尾スズキ・・・趣味の良い作家の本ばかりがある、阪神百貨店の隣のブックファーストに次いで好きな書店売り場かもしれない。島田雅彦池澤夏樹が置かれていないのは残念だが。


中島らもの「笑い」についてのエッセイを立ち読みしたがやっぱり面白かった。イギリスの英雄チャーチルは、ユーモアに富んだ人だったとらもは言っている。戦時中、ドイツ軍がイギリスに攻め込んできたときは、「これで遠くまで行かずにすむ」と冗談を飛ばしたらしい。戦時中でも、政治家が平然とジョークを飛ばす文化は素晴らしいと思う。日本のメディアはいちいち政治家の問題発言を批判するが、本当に融通の利かない悲しい実状だと思う。


中島らもは、時間に対して、水平的な生き方ではなくて、垂直的な生き方を志したらしい。確かにそう言われると納得できる。ヘッドホンとリクルートスーツの彼らも垂直的な生き方なのだろうか。