はあ。

相変わらず、進路に迷う日々。頭の中の2本のあみだくじが、スタートしたのは、約1ヶ月前。脳味噌のしわを這う鉛筆はいつになったらゴールにたどり着くのだろうか。そろそろ、鉛筆の芯がなくなりそうだ。考えることを放棄できたら、どれだけ楽か。

理系研究職の仕事内容を調べたり、新聞記者の話を聞いて回る日々。そうしてる間にも、決断の時は迫る。来週中には決定しなければいけない。

世間体とか、権威とか、余計な不安要素を排除して、できるだけ論点を明瞭にしようと試みた結果、たどり着いた見解が2つある。1つは、4月から研究室に配属になり、現在研究に必要なプログラミングであり、電気回路の勉強をしているのであるが、それが楽しい。主体的に知識をつけ、それを活用していく。知的好奇心が誘うままに様々な文献にあたる。主体的学習そのものは、充実感を味わうための絶好の方法論であると思う。そして、学習による快楽の享受の延長に大学院進学という選択肢がる。おそらく、どの学問でもいいのであるが、現在、僕は学問がしたいという欲求が強い。

もう一つは、だからといって、学問追究欲求が、何がなんでも、研究職につきたいという欲求にはつながらないということである。長期的に考えてみると僕は、書きたいという欲求の方が強い気がする。一日の大半を研究に割き、残りの1時間、2時間で何かを書くという生活も悪くない。しかし、毎日の事件、事故、人々の営み、温かみ、憤り、悲しみ、裏切り、思いやりを目の当たりにしながら、物事の本質を見極めようとする方が幾分、学ぶことも多いのではないだろうか。そんなことも思うのである。

欲張りすぎなのはよくわかる。どっちにしても、サラリーマン。いわば、会社のために働くような身分である。でもなあ、でも迷うよなあ・・・。