他社との違い

これも面接では、十中八九聞かれる質問、何故読売新聞か?何故毎日新聞か?。
そして、今回の場合は、読売新聞でも何故東京本社なのか?
まず、読売新聞の良い所は、人の生活、命を大切にする姿勢だと思う。災害が発生すれば、その災害から得られた教訓をしっかりと伝えている。岩手・宮城内陸地震でも、孤立地区との連絡手段が未整備であったことを教訓として、伝えた。さらに、医療分野においても、妊婦の受け入れ拒否問題では、NICUが満床で、病院側が受け入れに窮している現状を伝えて続けている。そして、社会面でも、事件の再発防止のために、事件・事故の背景を粘り強く追及している。秋葉原の無差別殺傷事件でも、識者の意見を多く聞き、事件の背景にある若者が孤立している現状を浮き彫りにし、教員採用汚職事件でも、全国的に採用に関して不透明さがあることを調査報道で明らかにした。事件・事故の背景を追及することは再発防止に繋がり、再発防止に貢献するということは、人々の生活を守ることと同義であると思う。読売新聞は、本当に人の生活・命を大事にしていると思う。そういう風に、自分も災害があれば、災害から得た教訓を伝えていきたいし、被災者が何らかの問題を抱えていたら、それを伝えていきたい。そして、減災に関しても、災害の危険性を伝えたり、行政、ボランテイィアの減災に取り組みを伝えることで、一人でも多くの人に災害に興味を持ってもらいたい。また、何故東京本社かというと、災害と一言でいっても、様々な側面がある。災害発生現場の状況を伝えること。被災者が抱える問題を伝えること。町の復興の様子を伝えること。得られた教訓を伝えること。これは、主に災害発生現場を取材して、伝えることである。さらに、減災に関していえば、ボランティアや行政の取り組みだけでなく、公共施設の耐震化が促進されているのか、国と自治体との防災に対する指針に齟齬がないのかなど、中央防災会議や行政の情報も必要となってくると思う。そういった意味で、本当に災害・減災に関して専門的な記者を目指そうと思えば、やはり大阪ではなく、霞ヶ関も取材でき、地方も取材できる東京でなければならないと思うのである。

次に、毎日新聞の良いところは、社会的に弱い立場にある人の声をしっかりと社会に伝えていることだ。原爆症認定問題でも、少しでも適切な救済が実現されるように、認定されなかった胎内被曝した被爆者などの現状を伝えている。アスベスト問題でも、企業の情報公開責任を追及している。そして、災害に関しても、災害障害者が社会から置き去りにされている現状を伝えたり、能登半島地震被災地の被災者に関しても、公営住宅に移住する際の経済的な負担が大きい現状を伝えている。毎日新聞は本当に、社会的に弱い立場にある人の声を社会に伝えている新聞社だ。
自分も災害が発生すれば、被災者が抱える問題を伝えていきたいし、減災に関する行政やボランティアの取り組みも伝えていきたい。
ざっと両社の特徴と自身の志望理由との重複点はこんな感じである。面接でも分かりやすく伝えられたらいいな。