熱いよ

「黒田清 記者魂は死なず」を読んだ。大阪読売社会部で、黒田軍団として全国に名を馳せ、読売退社後も、読者を大事にしたジャーナリズム活動を死ぬまで貫徹した新聞記者の伝記。久しぶりに面白くて一気に読み終わった本だった。黒田清の新聞記者のスタイルは…

面接対策

新聞記者には機転が必要らしい。確かに、締め切りまでの時間が無い中で取材し、原稿を書かなければいけない場合、臨機応変な現場での対応が必要になる。 しかし、どちらかというと自分は、機転がきかないほうであると思っている。それよりも、遭遇した出来事…

勉強会

今日は、減災のイベントに行ってきた。NHKの報道ディレクターが、中国四川大地震被災地の様子を報告するというものだ。四川大地震は、死者・行方不明者が9万人近くにのぼる大災害である。ディレクターの方の話では、現地には、テレビでは伝えられないよ…

反貧困

という本を読んだ。「派遣切り」や「雇い止め」という言葉が横行する中で、漠然と貧富の格差や非正規労働者の大量失業が重大な社会問題になりつつあることはわかるのだが、実際どれぐらいの人が生活に困窮し、食うに食われぬ生活を送っているのか、しっかり…

建前やけども

面接を受ける上で、一番大事なのが志望動機。結局てめえはうちで何がしたいねん、ということを新聞社の試験では、毎回聞かれていたと思う。ということで、志望動機を考える。 今年も新聞社を受けるにあたって、去年とは若干心境が違う。去年は、とにかく勢い…

決意

重大な決意をした。二兎を追うものは一兎をも得ず。大学院進学を撤回して、新聞記者になることを決意しました。この一年間ゆっくり自分を見つめなおした結果、究極的にやっていきたいことは、文章を書いて人の役に立っていきたいということ。一年前は、社会…

5次元ポケット

もしも世界が4次元(空間の3次元と時間の1次元を合わせた)ではなく、5次元だったらどうなるのか? 5次元の世界では、見知らぬ幽霊とカフェでコーヒーでも飲みながら競馬の話でもできるのだろうか? ハーバード大学のリサ・ランドール博士は、この世界…

ひも理論って凄い

早くも一月も折り返し地点を過ぎた。最近は、今年も就活をしようと、密かにいろいろ情報を集め始めた。それにしても、文章を書いて給料がもらえる仕事っていうのは少ないものだ。新聞記者、雑誌記者、編集プロダクション、フリーライター、、作家ぐらいだ。…

生物と無生物の間

年が明けた。実家に帰ってくると、友達に会うこと以外に特にすることもなく、おせちと雑煮をつついたり、本を読んだりしながら過ごしている。ゆっくり過ごすというのはいいことだ。普段なら時間に追われて考えられないことも、あったかいストーブの火がかじ…

宇宙の長ーい歴史

相変わらずな、研究室での研究。今年度はベスト地味ーニスト受賞間違いなしな年末を送っている。とはいえ、地味な作業がやっと実を結び、そろそろ憎たらしいロボットもちゃんとした成果をあげそうな予感。何をするにしても、地道な努力なくして成功はありえ…

飛行機が怖くなくなった

そんなに多くするつもりはなかったのだが,ついつい調子に乗ってあれよあれよと契約してまい,家庭教師のバイトを週3日でやっている。まだ初めて1ヶ月だから,遅刻しないように気をつけて、早めに学校や家を出るようにしている。すると、遅刻しないことは…

時間よそんなに急がないでおくれ

最近は,ロボットいじりと家庭教師のバイトの繰り返しで,単調な生活が続いている.外からの刺激というのがほとんどない.ちょっと前にサークルの友達に連れて行ってもらったバーのマスターが言っていたのだが,年をとると時間が経つのが早いという.50過…

モラトリアム

モラトリアム。大学に入ってから特に意識するようになった言葉だ。自由な時間を持て余し、自分がどの方向に向かって進んでいるのか見失う時期。他人とは何か違う才能があると盲信していながら、何も特筆すべき行動していないし、何の結果も残せていない時期…

銀河鉄道の夜

家庭教師のバイトにで、最近は自転車で30分かけて生徒の自宅まで通ってる。終わると夜の11時。寒さが身に沁み、再び自転車に乗るのがはばかられる。そんな時に夜空を見上げると、オリオン座や北極星が美しく輝いている。すると、冷えたグラスにビールを…

空には月が

仮に命が永遠だとしたら何をするか? とりあえずいつでも行ける大学には行かなくなるだろう。 バイトして、金をためて、世界を見尽くすか。 アトムのようなロボット開発に没入し続けるのか。 世界文学全集を読破するか。 それとも、なにもかもに飽きてしまう…

すばる

先日、機械工学専攻学生と企業との技術交流会なるものに強制的に参加させたれた。要は、就活イベントのようなもの。メーカーに研究者として就職するのか、また、文章を書く仕事に就くのか決めかねている自分にとっては、あまり気乗りしないイベントだった。…

農耕民族

人間には、2種類のタイプがいると思っている。農耕民族と狩猟民族。前者は、安定を求めて堅実に生活を送るタイプ。例えば一流大学に進学し、受験戦争から解放された反動から、アルバイトと遊びに傾倒し、4年間を送る。就職活動は、学歴というお墨付きをも…

あまりにもさんざんな

あまりにもさんざんな毎日を送ってきた。大学院進学に向けての勉強、体調の悪化、精神の崩壊・・・。腐ったバナナみたいに本当に救いようのない状態が数ヶ月続いた。まだまだ万全ではないが、体調のことは棚上げして、とにかく精神的には文章を書ける状態ま…

ブログ再開

ブログを再開します.ここ最近勉強に明け暮れているのであるが,といっても,明け暮れているのは自分の意志なのであるが,こうも遮二無二むにゃむにゃしていると,本来の目的とか計画とかもっぱら無視して,不動の大木に向かって猪突猛進してしいるような気…

そして,何者でもなくなった.

そして,何者でもなくなった.まあ,もともと何者でもなかったのだけど. 想像を絶する苦悶の末,僕は大学院に行くことに決めた. 一部始終は以下の通り.「長期的に考えると新聞社の方が良いんじゃないか」と僕の頭.「今,大学院に行きたいのなら行ったら…

はあ。

相変わらず、進路に迷う日々。頭の中の2本のあみだくじが、スタートしたのは、約1ヶ月前。脳味噌のしわを這う鉛筆はいつになったらゴールにたどり着くのだろうか。そろそろ、鉛筆の芯がなくなりそうだ。考えることを放棄できたら、どれだけ楽か。理系研究…

迷い

おかしな話かもしれんけど、読売新聞か大学院で迷っている。何故かと言うと、新聞社の内定を貰った時に、素直に喜べなかったからだ。半年間努力して、対策した辛さが報われたというよりも、新聞記者の多忙さ、辛さが急に、よく振ったコーラを開けたようにど…

能登と新潟中越沖

能登半島地震、新潟中越沖地震で顕在化した課題、事実などを鑑みてみる。 まず、能登半島地震では、新潟中越沖地震の教訓が生かされた。それは、避難所などで、保健師が中心となり、被災者がエコノミークラス症候群にかかるのを防ぐため、手軽な体操などを実…

災害本

共同と読売の筆記試験通過の連絡。共同の次ぎの面接は、東京。4月に入って本格的に新聞社の採用が始まった。研究室も決定し、念願の医療ロボットを研究できることとなった。これまで、順風満帆かと思いきや、先日 新聞記者を目指す友人からの電話。「もう帰…

斜め

東京に行ったり行かんかったり、面接ドタキャンしたりせんかったり、「あと30分寝ても5分で準備をしたら、ギリギリやけど、面接に間に合うな、よし寝よう」と、5分で準備ができるわけがないという矛盾を、意図的に無視して睡眠欲を満たしたりとかして、…

エントリー完了

怒涛の新聞社エントリーラッシュが一段落した。もう2社出さないといけないが、まあ3社書いたので、おぼろげながら志望動機や自己PRの輪郭はできてきた。 ここ4日間は、新聞を読む暇が無いほど、思案、推敲した。正直疲れた。 自己防衛のために、今日大…

エントリー地獄

ああ、あと2行も何を書けというのだ。ああ、8割方埋めた時点で、誤字を発見、修正液を使うか、書き直しか。ああ、どうも、「思いました」を連発しているから、表現を変えなければ。 エントリーシートが、こんなにも過酷な作業とは。社会と自分との接点作り…

ぶらり横丁

サークルの引退日。徹夜明けで、梅田まで原稿を届けに行った。そして、その帰りに3、4人で何となく入った立ち食いうどん屋。もうこうやって飯を食うのは、最後になるのかな。そんなことを思いつつも、徹夜明けの頭では、気の利いた話題も思いつかず、黙々…

続々・減災・被災地の現状

メディアの報道を見た減災・被災地の現状。 減災や被災地の報道は、阪神淡路大震災の1月17日に集中している。その中で、いくつか今後の課題と感じたことがある。減災、震災の2つの観点で整理してみる。まず、減災について。減災で今一番課題となっている…

続・減災・被災地の現状

昨日に引き続き現地を見て感じたこと。 能登半島には2度行った。1度は、震災直後、2度目は、震災から9ヶ月後。1度目の訪問の時は、やはり、悲惨な状況だった。街では、雨漏りを防ぐため、ブルーシートのかかった家々が軒を連ねている。歩いてみると、柱が…